★各痔の原因について★
その①:痔核(いぼ痔)のきっかけとなる原因には、次のようなものがあります。
♪便秘の方
便秘になりたくてなっているわけではないと怒られそうですが、便秘ひいては痔にならないためには繊維質のものをたくさんとったり、整腸作用のあるものをとったりという努力が必要です。
♪長い間、同じ姿勢でいる方
デスクワークが仕事の人や自動車の運転、タクシーや長距離トラックの運転手など同じ姿勢で仕事を続けなければいけない人は、適当な時間休憩をとって、軽く運動したり体制を変えたりするとよいでしょう!同じ体制で、座ってばかりいる方は、特になりやすいと思います。
♪お酒の飲みすぎ
お酒を飲みすぎの方は、特に痔になりやすいです。また、お酒(アルコール)は痔に限らず飲み過ぎは健康によくありませんので、気をつけましょう!
♪辛いものの食べすぎの方
香辛料などの刺激物が好きな人は、香辛料は消化されずに肛門を刺激するのでよくありません。
痔の症状がない時でも、ほどほどにするようにしましょう!
その②:切れ痔のきっかけとなる原因には、次のようなものがあります。
切れ痔は、肛門と直腸の境目である「歯状線」のくぼみ部分(肛門腺窩)が細菌感染などによって化膿し、「肛門周囲膿瘍」ができることです。この肛門周囲膿瘍ができる原因が“下痢”や“免疫力の低下”なのです。
♪下痢の方
通常の排便では肛門腺窩に便などが入り込むことはほとんどないのですが、下痢の場合は、激しく便が流れるために、通常では入り込まない肛門腺窩に便が入り込んでしまい、肛門腺窩が便に含まれている細菌(ばい菌)に感染され、この症状が続いたり悪化すると化膿したり炎症を起こしてしまい、そして肛門周囲膿瘍となってしまいます。
下痢の後は、肛門付近をウォシュレットなどで洗ったりして、清潔に保つことが大切です☆
♪免疫力(体力)の低下の方
肛門腺窩に便が入り込んでしまっても、必ずしも細菌に感染し、「肛門周囲膿瘍」になるわけではないみたいです。
元来、肛門付近は細菌などによる感染に対しては強い免疫力を持っているので、健康な状態であれば、簡単に感染されることはないのですが、疲労や病気などで体力が低下し、免疫力が低下している時に、下痢などをして肛門腺窩に便が入り込んでしまった場合に細菌に感染し、「肛門周囲膿瘍」へと繋がってしまうのです。
♪いきみ過ぎ
排便時にいきみ過ぎると、肛門腺窩に便が入り込んでしまうことがあるので、いきみ過ぎも痔ろうの原因になる場合があります。
また痔ろうが女性に比べて男性に多いのは、男性のほうが排便時に「いきむ力が強い」からだといわれています。
その③:あな痔のきっかけとなる原因には、次のようなものがあります。
あな痔(痔ろう)は、ばい菌が原因なのでお尻を清潔にしておくことが重要です。とくに下痢をしがちな人は、悪化の原因になるので気をつけて下さい。
あな痔は、自宅療法や薬では治りにくく、肛門がんになることもあるので、手術するしか根治の方法はありません。
また、便秘になってトイレでいきんだり、ひどい下痢で大量の水様便が勢いよく出ると、便が肛門腺窩から肛門腺に押し込まれます。
そのときに、ストレスや疲労が重なって肛門の免疫力が落ちていると細菌を防げずに炎症を起こし、肛門腺が化膿することがあります。
肛門腺が化膿すると、うみが圧力の少ないお尻の皮膚のほうへ向かって進んでいくために、肛門の周囲の皮膚が赤くはれ上がって激痛が起こってしまいます。
あな痔の治療は、切開してうみをとり除くだけでは不十分で、原発巣になっている肛門腺と、原発口である肛門腺窩をとり除かないと再発してしまいますので、気をつけましょう!